CERNのトイレ

8月最初、驚くべきことに遭遇した。このことは、恐らくCERNに限らないのだ。まるで、形と色の認知に関する実験をされているような感覚だった。とりあえず、この写真を見てほしい




一瞬、どういうことかわからなかった。これはCERN VISITORS CENTER というお土産ショップやツアー案内をしているところにあるトイレの標識だ。青いペイントで女性の姿が表現されていた。もはや、意味がわからなかった。ぼくは、ただトイレに行きたいだけだった。他にトイレの標識はなかった。このトイレが男、女どちらに向けて用意されたものなのか、判じるすべを持たなかった。「たしかにパリではスカートっぽい男もいた。スコットランドの方ではスカートの民族衣装もあるが、スイスもその影響を、見たことないが、一部受けているのか。それとも、たまたま赤いペイントがなかったのか。こちらでは女性は赤じゃないのか。赤は経血のメタファーだとしてフェミニストに非難されたのか。」などと役に立たない思索が頭をめぐった。他の誰かが出入りするのを待つ余裕は僕の膀胱に残されていなかった。僕は意を決した。

女の人がいた。慌てた僕は顔を合わせるまでもなく出て、別のトイレを求めてさまよった。

下のamazonアフィリエイトにあるユニバーサルデザインの本だが、数年前にデザインサークルでお世話になった東大の教授の本だ。記事の関連商品を漁っていたら偶然発見した。このような本を書いているのは知らなかった。サークルでもっと積極的に行動するべきだったのかなあなどと色々思いを馳せる。


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