Château le Rauly Irréstistible (AC MONBAZILLAC) 114本目


 値段は忘れたが6EURほどだったか。美しい黄金色。コルクは甘い。味わい、とても甘くおいしい。ソーテルヌを思い出した。ラベルにあるとおり、セミヨン (Semillon) とミュスカデル (Muscadelle) のアサンブラージュ。酸味はとても乏しい。

 モンバジャックはフランス南部アキテーヌ地方ドルドーニュ県にある。ここのワインは全て甘口ワインで、1935年のAOC制定当初は貴腐ワインしかなかった。特にCuvée Madameは評価が高く、ボルドー・ソーテルヌのシャドー・ディケムとも遜色ないとすら言われる。(モンバジャックAOC - Wikipedia)

 ラベルによると、このワインのワイナリは石灰質粘土 (Argilo-Calcaire)の土地で、4000pieds/Ha. 昔の長さの単位piedは33cm. Haはヘクタール。1ヘクタールあたり4000*33cmでは、よく意味がわからない。フランス人に聞いたところ、これは1ヘクタールあたり4000本の葡萄の木 (vine) が植えられているという意味らしい。このワイナリーでは、2/3は白 (ソーヴィニヨン・ブラン、ミュスカデルそしてセミヨン)、1/3は赤 (メルロー、カベルネ・フランそしてカベルネ・ソーヴィニヨン) を生産している。

 セミヨンは、ボルドーでの使用が認められている三種: セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ミュスカデルのうちの一つだ。貴腐菌がつきやすい。ボルドーでは、貴腐ワインの中心となるセパージュだが、酸味が乏しいのでソーヴィニョン・ブランを2割ほど混ぜることが多い。ボルドー以外では、モンバジャックやジュランソンでソーテルヌに似た甘口白ワインのために栽培されている。()セミヨン - Wikipedia

 ミュスカデルは、マスカットに似たアロマだが、マスカットとは全く関係ない。むしろゴーア・ブラン (Gouais Blanc) に近いらしい。Gouais Blancを親とする品種はシャルドネ、ガメ、アリゴテなど様々ある。Gouais Blancは粗悪な品種で、16-18世紀の中世ヨーロッパでは栽培が禁止されていたらしい(シャルドネの親は、栽培が禁止された劣等種だった。)。ボルドーのソーテルヌのような甘口ワインでは、10%以上使われることがなく、セミヨン、ソーヴィニヨン・ブランが中心となる。1990-から21世紀初頭、ボルドーでは栽培が減ったが、モンバジャックでは増えた。少量混ぜることで、余韻を残させる効果があるらしい(wine編 基礎知識2)。

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