スイス料理はどれも技術を要さない


寿司もスイス料理も簡単か


スイス郷土料理は、どれも技術を要さない。実に食文化が貧しい。例えば、チーズ・フォンデュは白ワインでチーズを煮込むだけ。ラクレットはチーズを溶かすだけ。あとは肉を干したものがあったな。そのくせ物価が高い。チーズ溶かしただけで4000円などとする。こんな簡単な料理にそこまで値段を出す価値があるのか。そんなことを思ったのだが、この言い分は、「寿司なんて握るだけ。寿司学校に行けば十分。」と言ったホリエモンみたいだということに気がついた。

ホリエモンが寿司業界の常識をぶった切った!「10年修行なんか意味ねーよ!数ヶ月だけ寿司アカデミーで学んで海外に進出しろ」 | netgeek

本当は寿司なんて簡単なのかもしれない。実情はよくわからないが、オバマ大統領もいらした「すきばやし二郎」の店主のドキュメンタリーを見ると、寿司はそれほど簡単なものでもないように思った。


すきばやし二郎のような技術が寿司アカデミーの数ヶ月で身につくなら、本当なのだが、果たしてそうなのだろうか。

料理が難しいとは、どういうことか

難しいというとき、どのように難しいのだろうか。カップ麺を作ること、おにぎりを握ること、鯛のポワレのヴルーテソースがけを作るのは、どれが難しいのだろうか。

こう言う人もいるかもしれない。「簡単なものほど、個性を発揮しにくい。誰が作っても同じになる。だから、簡単なものほどおいしく作るのは難しい」と。これは、まるでピアノ曲の中で最も演奏が難しいのが、チャルメラだと言っているようなものではないか。


レストランの質は料理だけでは決まらない

難しい、簡単という議論はあまり意味をなさない。レストランの質は、出している料理だけで決まらない。食べログでも評価が高くなるほど、値段とサービスの質がよくなる。以前、食べログ上位ランキングをよく通ってみた。値段は高いところばかりだったが、給仕は何も言わなくてもお皿を交換するし、グラスにワインを注いでくれた。料理の味は、おいしいのだが、格別驚くほどではない。むしろ、星が5つ中2-3ぐらいのレストランの方は、手頃な値段で気軽に使え、それなりにおいしい料理を出す。評価の高いレストランで、人はサービスを食べているのだ。


料理の技術、文化どちらもすぐ身につくか

ここまで考えて、思う。料理の技術は数ヶ月間で身につくだろうか。サービスや文化もすぐ身につくのだろうか。

これは憶測だが、技術はすぐに身につくのではないだろうか。それでもまだ身につかないもの、威厳、威信など立ち居振る舞いからにじみ出るものは難しいのかもしれない。スイス料理は高いが、ただおいしいスイス料理を食べるなら自分で作るのがいい。サービスを食べたいなら、星のついたレストランに行くことだろう。

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